換気扇の掃除 セスキつけおきのやり方と注意点は?重曹とは何が違うの?

天然洗剤と掃除道具 生活の知恵

換気扇掃除は、油汚れがひどく、掃除の中でも大変なもののひとつです。

できたら避けて通りたいものですが、やはりそういうわけにはいきませんね。

なんとかしてキレイにしたいものです。

いろんな洗剤を使ってみるものの、汚れが落ちにくかったり、汚れは落ちても手肌の刺激が強かったりと、なかなかいい方法が見つかりません。

ところが、セスキ炭酸ソーダを使ってつけおきするだけで、あのイヤな換気扇の油汚れを簡単に落とすことができるのを知っていましたか?

今回は、セスキを使っての換気扇のつけおき洗いについて、お伝えしていきます。

換気扇の掃除 セスキつけおきのやり方と注意点は?

早速ですが、簡単にできるセスキつけおきの方法がこちらです。

①大きめのバケツなどに3リットルのお湯を用意し、セスキ炭酸ソーダ大さじ2杯加えます。

②外した換気扇を①に中に入れます。

③そのまま数時間程度放置しておきます。

④浮かび上がった油汚れを歯ブラシなどでこすって落とします。

⑤汚れをぬるま湯でよく洗い流します。

⑥よく乾かして、換気扇を取り付けます。

これだけの方法で、換気扇のしつこい油汚れをスッキリと落とすことができます。

セスキはアルカリ性が強いので、直接手で触るとピリピリすることがあります。

また落とした油汚れが手につくと落ちにくいので、ゴム手袋をして作業をすると楽です。

セスキつけ置きの後処理を楽にする方法

つけ置きをすると油がはがれて落ちてきます。すると当然のことながら、つけおきしている水がどんどん汚れていきますよね。

この水の後処理がやっかいに感じる人もいるでしょう。

そのままシンクに流したらシンクがベタベタになって、今度はシンクの掃除をしなくてはなりません。

つけおきしていたバケツもベタベタ・・・これも掃除するの?なんだかちっとも楽になった気がしませんよね。

この面倒を解決する方法をご紹介します。

1、バケツにゴミ袋を張ってそのなかでつけおきする

ゴミ袋をバケツにかぶせてその中に水を張りセスキを溶かしましょう。
こうすれば水を捨てた後にゴミ袋を外して捨ててしまえばいいので、バケツを汚さずに済みます。

2、シンクや排水溝をよごさないザル作戦

ザルの上に不要になったタオルや布をしいて、その上から汚れた水を流していきます。
タオルが油をキャッチしてくれるのでシンクや排水溝を汚さずに済みますよ。

ちょっとしたひと手間で後処理がグンと楽になるので、ぜひ試してみてください!

セスキの注意点

換気扇の掃除を楽にしてくれる便利なセスキですが、注意点もあるのでチェックしておいてください。

ステンレス製品には問題なく使えるのですが、素材がアルミや銅、鉄などの金属の場合は使用することができません。

台所まわり何でもOK!というわけではないので気を付けましょう。

また、長時間つけおきすると塗装がはがれてくることがあります。つけ置きしたまま放置することはやめましょう。

セスキとはそもそも何?重曹との違いは?

ガラス瓶と重曹
セスキは環境に優しく、油汚れ落としにも効果的と言われており、エコなお掃除方法として話題になっているアイテムです。

でも、セスキって何かしら?と思われる方もいらっしゃいますね。

セスキとは、セスキ炭酸ナトリウムと呼ばれる無機化合物です。

界面活性剤を使用していないので、環境にも優しい天然素材のアルカリ剤なのです。

セスキと重曹の違いは?

環境に優しくアルカリ剤で洗剤として使えるものとして、重曹があります。

セスキは、重曹よりアルカリ性が高く、水に溶けやすく、油汚れやタンパク質汚れに対する洗浄力が強いのです。

そのため、スイッチ回りや取っ手の皮脂汚れ、台所の油汚れに向いています。

重曹は水に溶けにくい性質が研磨剤のような役割を果たしてくれるので、鍋やコンロの焦げ落とし、シンクの水垢を落とすのにむいています。

それぞれ使い分けるとより早く楽にお掃除ができるようになりますよ!

セスキつけおきで換気扇がキレイになる理由

黄色のゴム製手袋親指で ok のサインを示す人間の手
換気扇の汚れの元は、調理中の油ハネや油分を含んだ蒸気です。

それらが空気中のホコリと絡まり合い、換気扇にくっついて、あのイヤなベタベタ汚れになってしまいます。

この油汚れの主成分は、脂肪酸です。

脂肪酸は酸性の汚れです。酸性の汚れを落とすには、アルカリ性の洗剤を使う必要があります。

セスキはアルカリ性で、重曹よりもアルカリ度が強いので、しつこい油汚れをスッキリと落とすことができます。

ただセスキをつけて洗うより、ゆっくりとつけおくほうが、酸性の油汚れを包み込んでふやかし、分解してくれるので、簡単に汚れを落とすことができるのです。

まとめ

換気扇掃除は、大掃除のときも悪戦苦闘するやっかいな汚れです。

しつこい油汚れを落とすため、強力な洗剤を使ったわりにも汚れが落ちず、手が荒れてしまったなんて経験のある方もいると思います。

そんな方にこそ、ぜひセスキでのつけおきをおすすめします。

汚れは落ちる、手も荒れない、環境に優しいということなしです。一度試してみて下さい。

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