大掃除や遺品整理をしていてVHSテープが見つかることってありますよね。
今時VHSのテープでビデオを見ている人はほとんどいませんが、家の奥に眠っているという人は結構いるんです。
VHSテープはプラスチック製だからプラごみや燃えるゴミでいいのかな?とも思いますが、テープの部分も一緒に捨てていいものなのかどうか、よくわからないですよね。
そこで今回は、VHSテープの捨て方についてお伝えします。
処分できずに途方に暮れているひとも、この記事をぜひ参考にしてください。
VHSの捨て方とは?
VHSを捨てるときは、各自治体のごみ処理のルールに従ってゴミに出すことになります。
プラスチックゴミとして出したり、燃えるごみとして出したり、各自治体によって分別方法が違いますので、まずはホームページなどで確認してみましょう。
自治体によっては、資源として回収を行っている場合があります。回収ボックスに入れればいいだけなのでとても簡単ですよね。
回収に当たっては自治体ごとにルールが異なりますので、必ず事前に確認してから捨てるようにしましょう。
しかしここで気になるのが、記録されているデータについてではないでしょうか。
映画やテレビドラマなら気にならないですが、ホームビデオとして撮影したものだと個人情報が気になってしまいますよね。
VHSを捨てる安全な方法
ごみの回収に出してしまえば焼却炉へまっしぐらなのですが、ごみ置き場に出してある時間に誰かが持ち去らないとも限りません。
まさか、ゴミからVHSを拾って見るなんてあまり考えにくいことですが、このご時世どんな人がいるかわからないですからね。
録画されている情報をそのままにして捨てるのに抵抗がある人は、次の方法でデータの破壊をしましょう。
・録画を消去する
VHSのビデオデッキを持っていれば、外部入力の入力なしで録画処理をするとデータを消すことが出来ます。
・テープを裁断する
ビデオテープを裁断したり、引き伸ばしてぐしゃぐしゃにします。
裁断されたテープは修復して再生する方法がありますが、そこまで手間をかけて再生しようとする人はいないと見てよいと思います。
VHSの本数が多いとき
数本のVHSでしたらこの方法で捨てることが出来ますが、大量にVHSがあるときは困ってしまいますね。
個人でも100本、200本と所有している人は少なくありません。
少しづつ家庭ごみに出せば処分することが出来ますが、急ぎで大量に処分しなければならないときはどうすればいいのでしょうか。
その方法は2つあります。
・自治体のごみ処理センターへ自分で運びこむ
車を出せる人は自分でVHSをごみ処理センターへ持ち込んで廃棄してもらうことが出来ます。
自治体によって料金やルールが異なりますので、一度、電話で相談してみましょう。
・民間の回収業者へ依頼する
民間にもごみ回収業者がありますので、そういったところへ依頼するという方法もあります。
ただし、この場合は有料ですので費用を比較してから申し込むことをおすすめします。
また、自宅のポストに無料回収のチラシが入っていることがあるかも知れません。きちんと許認可を受けている業者ならいいですが、中には目ぼしいものは転売し、残りは不法投棄するような悪徳な会社もありますので注意してください。
モラルとしても問題がありますし、個人の記録が入ったテープがどこに捨てられるかわからないのでは意味がないですよね。
VHSはリサイクルできるの?
どうせなら資源としてリサイクルできたらいいのに、とか、テープを誰か使ってくれる人はいないだろうか考える人もいると思います。
大切な思い出が詰まっていたりお気に入りの映画のテープが、大量のごみになるだけというのはなんだか悲しいものがありますよね。
残念ながらVHSのリサイクルをしている自治体はとても少なく、民間の団体も現在ではとても少なくなっています。
なかには再生プラスチックとしてリサイクルしている業者があるので、あなたの住んでいる地域で回収できるかどうか調べてみるのもいいでしょう。
ただし有料になりますので、そこまでしてリサイクルしようという人はあまりいないかもしれないですね。
他には、欲しい人に譲るとか売るという方法があります。
手間はかかりますがヤフオクやメルカリなどの個人間取引に出してみるのも一つの手です。
ただし、よほどのレアものでもない限りは値段がつかないこともあり得ますので、出品の手間を考えると処分するのが一番よいという結論に至るかも知れません。
なお、希少価値のあるものなら買い取り業者で高値で買い取ってくれることもあるようです。お宝アイテムを所有している人は考えてみてもいいと思います。
まとめ
VHSの捨て方についてお伝えしました。
今はもうほとんど見かけることもなくなったVHSテープ。
再生することはないと分かっていても捨てられないという人もいるかもしれないですね。
特に思い入れのないものでしたら、持っていても場所をとるだけですので廃棄してしまいましょう。
自治体のごみ収集に出すのが一番お金もかからずに処分できる方法です。