換気扇の掃除は、誰もが苦手にしているものです。
洗剤を使っても落ちにくい油汚れがたまっていて、換気扇の掃除の後は、キッチンのシンク回りも油汚れが飛び散っていて、もう一度シンクの掃除もしなくてはいけなくて、ほんと憂鬱になりますよね。
どうにかして、周りを汚すことなく掃除をする方法がないか？と調べていたら、重曹だけを使って周りを濡らすことなく換気扇の掃除ができる方法があったのです。
どんな方法なのかお伝えしたいと思います。
換気扇の掃除で重曹を使って濡らさずにやってしまえば超快適
キッチンの換気扇は、油汚れが固まっていて、とても落ちにくい汚れです。
誰もが苦手意識を持っていると思います。そんなイヤ~な汚れが、強い洗剤を使わず、重曹だけで落とすことができる画期的な方法があるんです！
難しい方法ではありません。
スーパーやホームセンターなどで手に入る重曹だけを使う方法なのです。
用意するものは、重曹、新聞紙、ゴム手袋、掃除用ブラシ（古い歯ブラシでも可）です。
どこの家庭にもあるもので、特別なものは何もないですよね。大掃除のときに使うようなものばかりです。
掃除方法は、広げた新聞紙の上に外した換気扇を置きます。その換気扇の上に重曹をたっぷりとふりかけます。あとはブラシでこするだけです。
汚れをこすった重曹は新聞紙の上に落とせば、周囲を汚すこともなく、使用済みの重曹も新聞紙を一緒にゴミとして捨てることができます。
たったこれだけなんです！
濡らすと飛び散った跡を掃除するので一苦労ですが、この方法ならそんな煩わしさも一切なくなりますよ！
重曹で掃除 なぜ落ちるの？
ところで、なぜ重曹だけで、換気扇のひどい油汚れを落とすことができるのでしょうか？
ちょっと気になりますね。
油汚れというのは酸性の汚れです。
この酸性の汚れを落とすときはアルカリ性のものを使うことで、酸性の汚れを溶かし落としてくれるのです。
重曹が乳化した油とほこりを吸い取って汚れを落としてくれます。
普段のくせで、掃除をするときには水やお湯をかけたくなるものですが、この重曹での掃除方法では、水をかけると落ちなくなってしまうんですよ！
重曹で掃除するとメリットがいっぱい！
ふだん掃除などに使っている合成洗剤や石鹸は、石油から作られている有機物で、自然界ではそのままの状態で存在しないものです。
この有機物は微生物によって分解されて、最後は無機物になります。
この無機物になるまでに時間がかかればかかるほど、生態系に大きな悪影響を与えてしまうことになるのです。
ところが、重曹はもともと自然界に存在する無機物なのです。そのため、環境に与える負担は少ないものなのです。
重曹は掃除用の洗剤ではなく、料理にも使われるものです。つまり、口にいれても安全なものです。
また刺激も少ないので、肌にも優しいものです。
小さいお子さんのいる家庭では、換気扇に残った洗剤分が室内の空気中を循環させてしまわないか心配になりますね。
口に入れても安全な重曹であれば、安心して使うことができます。
まとめ
落ちにくい油汚れがたまっている換気扇ですが、重曹を使うと、キッチンのシンク回りを濡らして汚すことなく、キレイにできてしまいます！
しかも環境や手肌にもいいものなら、使わない手はないですね。
時間もかかかったりしないので、重曹は本当に言うことなしの便利素材ですよ。
ぜひ換気扇の掃除に使って、その効果を試してみて下さい。
